中島さんのモーションを見て思ったこと【名人様的感想】

※個人の感想です。自分で作れと言ってもできません。

 


【腕】
捩りボーンなし。捩りボーンを使わないメリットは回転が1元的に管理できること(多段モーションの逆)。結果、2フレーム打ちくらいの根性打ちに近くなっている。yurieさんも場合によって全打ちするし、捩りを入れても軸が足りないからこれが正解なのかも。

肩はY軸に可動あり(腕を前後に大きく伸ばせる)。肩回りの変形は全体に綺麗ですね。手の接地は・・・お疲れさまでした。。。(私は腕切なしでやりたくない)

 

体幹
上半身2なし。上半身2がないので上半身と下半身の取る角度はわりと大きめ。(上半身と上半身2に回転を分散するとウェイトに強い反面、大人しくなりやすいかも?)

体幹軸は基本縦打ちだけど、下半身だけ縦打ちからずれている場合が多い。下半身は上半身と親系列が違うので違うタイミングで動かした方がダイナミック。

頭首のY軸は基本的に首が担当。首のX軸は丁寧に前後してる感じ。

 

【足】
足首を使ってない。理論上は足IKのY軸角度と足を丁寧に合わせていけば足首は使わなくてもいい。でもモデルによって足の付け根のウェイト的には時々厳しいかも(速かったり動きが超絶よければあまり気にならない)。

接地キーはつま先接地・全面接地を丁寧に分けて打ってる。結果、2フレーム打ちくらいの根性打ちに近くなっている。これは自分でもそうだけれどわりと仕方ないと思う。

つま先立ち接地の足IKの回転と移動の補間曲線が合ってないところがあるので接地感はさらに向上するかも。(ただし2フレームとかなので合わせてもほとんど見えないと思います)

基本的につま先立ちで姿勢キープはあまりせず、止まるところは足裏全面接地(この辺は踊り手とダンスの種類による)。


【センター】
グルーブなし。Z軸の補間曲線がわりと付いてないことも。急激に動いて決めるところが多いのでこれはこれで緩急が付くのかも?(私はグルーブなしは作業的にやりたくないです)

 

【補間曲線】
全体に極端な補間曲線を付けて調整することはあまりない様子。決めるところはフレームを細かく割って根性打ちっぽくなってる。

 

【モーション全体の印象】
腰を落としていることが多い、重心を重く感じるタイプのモーション。速く動くところと止まるところの緩急が素晴らしいですが、止まるところもその後じっくりゆっくり動いているのでより重力感を感じるのかも。両目は途中から動かすのに飽きたっぽい()