MMDには自動補間という機能があって
オンにしておくとセンターや足IKなどの移動モーションに限って
前後のキーフレームから補間曲線を付けてくれます。

逆に回転の補間曲線は直線に初期化してしまうので
モーション修正をする際にはオフにした方がいいよ!とか言われてますね。
MMDの自動補間は4種類あります。
・直線 (ずっと動いている、ずっと止まっている)
・ノの字 (止まっている状態から動き出す)
・逆ノの字 (動いてる状態から止まる)
・S字 (止まっている状態から動き出して止まる)


数字はハンドル(バツ印)の座標です(内部では0~127の数値で処理されてます)
S字の形をノの字と逆ノに分けるのをS字分解なんて読んだりしてますけど、
移動モーションなら手付けなしの自動補間でもそこそこよかったりします

ところでこの自動補間曲線、ノと逆ノの組み合わせなんですが・・・

これがデフォルトの2つを使ってS字に組み合わせた形。

S字と2つの組み合わせ(ノ+逆ノ)を重ねてみるとこうなります。
結構、ズレてますね。

理想としてはこんな感じの補間曲線に分割したいわけ。

重ね合わせるとこんな感じ。
だいたい合わせるのは画像の通りですが、
なるべく綺麗に合わせたいと思っていじってたのですが・・・
そもそもMMDのデフォのS字補間曲線、
フレームのちょうど中央で半分の値になってないんですけど!
これは補間曲線の数字が0~127なので64が半分にならないせい。
ちょうど半分になるには片方を1つずらさないとダメなんですね。

てことは、デフォのS字も直さないとあかんのかいっ!
まあ0.6%くらいずれる程度(49.4:50.6)なのであまり気にする必要はないです。
ちょうど中間になってないと困る人の方が少ないと思うし。

というわけでとりあえずこんな感じになりました。
厳密にはこのS字分解もまだ完全一致はしていません(そもそもできるかは微妙)。
数値で示されても手動でそんなことできるかいっ!て思いますよね。
というわけでサンプルのMMDマクロを配布しておくので気になる人はどうぞ。
ちなみにマクロは以下のようになってますが、
補間曲線の「すべて」を選択をいらない人はその2行を削除して使ってください。
すべて・ノ字補間, N
;すべてを選択
search(curve_menu, すべて)
;ノ字補間曲線
curve(0.5,0.0,0.76,0.51)

「すべて」というのはここのところですね。
私の場合、補間曲線のマクロは回転と移動で補間曲線を揃えるのが目的なので
これがデフォになってたりするわけです。
ついでにマクロをキーボードにショートカット登録しておくと便利かもしれません。
MMDマクロのホットキー登録は「mmdm.exe」同一フォルダにある
「hotkeys.txt」を「hotkeys.ini」にリネームして中身を書き換えて使います。
具体的にはこういう感じに書き加えます。
[ノ字補間]
key=n
file=macro\補間曲線\すべてノ字補間.txt
[逆ノ字補間]
key=m
file=macro\補間曲線\すべて逆ノ字補間.txt
これで「n」キーで「ノ字」に、「m」キーで「逆ノ字」になります。
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と、ここまで誰が読むのかという地味な話でしたが、
実際、今回の補間曲線の差に気が付く人がいる・・・のか?
もともとMMDデフォのS字分解についてはグレイさんが気にしていて
ダンスで気になる場合はあるかなあ、と思ってたんですけども
実はまろやか補間などの自動ツールでもS字分解の癖はちょっとあるんですね。
私も多少は思い当たる節があって、たとえば
このモーションの3分10秒過ぎで後ろ向きに歩くところがあるのですが
X軸(横軸)の移動の動きがツール補間を何度掛けてもちょっと違和感がありました。

上野画像の赤がX軸ですが
今の配布モーションでセンターの移動グラフはこんな感じになってます。
X軸(横軸)の動きは赤線、本当はもっとキーフレームを減らしたいところですが
どうもぎこちないのでキーフレームを増やしてこうなってます。
静かに横に動くシーンなので配布でもまだ少し違和感は残ってますが。
(たぶんほとんどの人は気にしないレベル。
体幹軸の回転がこれに加わるので線が滑らかなら絶対正義ではないです。)




























