先日、MMM2のベータ版が公開されました。
テッセレーション、カスタムエフェクト、グラフエディタなどの新機能、
今回はその中でグラフエディタの簡単な使い方について紹介します。
まず、グラフエディタとは・・・
ボーンの座標・回転をそれぞれ3軸にわけてグラフ化したものです。
・・・と言われてもわかりませんよね。。。
「ボーンの移動量・回転量・補間曲線を一括で見ながら編集できる」
補間曲線とは何かとかそういう理解も特に必要ありません。
(詳しい説明はげるPのブロマガに書いてるのでそちらをどうぞ)
まず準備ですが、プラグインを用意します。
みなみむきさんのまろやか補間プラグインをDLしてきます。
「XYZ」は最近修正更新されてるので持ってる方も再DLしてください(重要)。
ベータ版にはプラグイン用のフォルダがないので「Plugins」というフォルダを作ります。
DLしてきたまろやか補間をここに入れます。
次にモーションを作ります・・・面倒なので配布されてるvmdを読み込みます。
一応、私が配布してるモーションを読み込んでみます。
前から見るとそれなりに軌道が綺麗に見えますが・・・
角度を変えると腕の軌道がカクつく谷が2つあることがわかります。
この左腕~左腕捩~左ひじのモーションをグラフエディタ変換してみます。
(表示枠でボーンを選択して右クリック)
こうなります。
ここからキーフレームと補間曲線の調整なのですが、
補間曲線とか「?」な人も多いですよね、、ここでプラグインの登場です。
操作はキーフレームを選択してプラグインのアイコンをクリックするだけです。
まろやか補間は3つありますが、
回転の場合は「Dialog」、移動は「XYZ」推奨です。
今回は回転なので「Dialog」を使います。
3軸別に補間曲線がかかるとこんな感じになります。
プラグインはグラフエディタ用に作られてませんが、一応使えるようです。
軌跡がなめらかになったのがわかるでしょうか。
でも角度を変えるとまだうねうねしてるとこがあります。
これはキーフレームの打ち方が悪いからです。。。(グラフエディタに向いてない)
ついでにキーフレームをいじってみます。
S字の途中の中間フレームを取り除いて、
もう1度、まろやか補間プラグイン「dialog」をかけるとこうなります。
完全にに滑らかになりました。
トレースの場合、トレース元のポーズと合わないところが出るかもしれませんね。
プラグインを使ってキーフレーム操作するとエラー終了する場合があるようです。
ただし、終了時に「ファイル保存」を選択し再読込すると操作できる・・・かも?
この方法はモーションによって向き不向きがあります。
基本的にS字なので衝突とか着地モーションとの相性はイマイチ、
キーフレームの打ち方次第で暴れます。。。
あと軸順序をXYZ以外に変換すると、キーフレーム横移動が少しおかしいです。
つかんでる軸と別の軸が動いちゃったりすることがあります。
本格的にいじるのはまだこれからかなあと思いますがとりあえず、こんな感じ。
グラフエディタはモーション沼の人用なイメージがありますが、
プラグインを使えばモーション作らない人でも使える・・・かもしれません。
補間曲線わからないのにグラフエディタなんてって意見もあるかもしれませんが、
グラフエディタの方が補間曲線はわかりやすいように思います。